続きです。
ホーチミンで晩御飯を食べて飛行場へ向かったのですが、ここで予定通り飛行機が飛ばず、1時間半ほど足止めを食ってしまいました。
ということでバンコクに着いたのは夜の11時くらいだったのではないでしょうか。
まずバンコクに着いて高速道路の車中気づいたというか、思ったのですが、その前のホーチミンと比べて明らかに「都会!」ということです。経済大国で先進国という認識はあったのですが、そびえたつビル群をバスの中から見上げて改めてその違いに驚かされました。
そしてホテルに着いたらさすがに皆さんでご飯を食べに行くという気力もなく、ホテル前のコンビニで軽食とビールを買って就寝したのでした。
翌朝はまたもや7時50分集合、8時出発で企業見学へ。地元の水産加工会社と日系の金属加工の2社を見学させていただきました。
このバスの中で現地のコーディネーター会社の方(タイ人)から30分ほどタイの国のことや気質、そして日本との比較の話をレクチャーしていただいたのですが、これが実にわかりやすくこれ以降タイについて思いを深めるのにとても役に立つ考えを与えていただきました。
以降は写真で振り返りたいと思います。
翌朝ホテルの窓をのぞくと雨が降っていました。気温は高く30℃くらいで湿度も恐らく90%くらいだったのではないでしょうか。
ホテルでの朝食。思っていたほど辛くなく、おいしくカレーもいただけました。
もちろんローカルな食べ物は辛い物もありましたが。。
タイにいる間、つけていた喪章。
偉大なる国王が亡くなって1か月ほど経過していたのですが、現地の企業、人すべてがまだ喪に服しているようで、一年間は続くということを聞きました。現にとある団体が大騒ぎしていて警察に連行されたという話も聞きました・・・
それほどタイ国民にとってプミポン国王の死は圧倒的なもので街中のいたるところで哀悼の意を示す看板が掲げられていてその数や規模は日本にいて想像できないくらいのものでした。
ローカルにある水産加工会社。すり身の生産もしているそうなのですが、この日は機械メンテナンスのため製造工程を見学できず、残念。。いわしの缶詰を作っているところを近くで見させていただきました。
原料事情はあまりよくなさそうな印象。
お昼ご飯はゴルフ場。とにかく移動時間が長くてお昼時間も30分ほどの急ぎ足でした・・・
金属加工会社さんでのレクチャー。タイに進出しての苦労した話などを聞かせていただきました。印象に残っているのはタイの人は働くことに慣れていないということ。いざとなれば働かずに山でフルーツなどを捕って生活できるから(笑)とのこと。
バンコク市内は近代的なオフィスビルやデパートがあちこちに建っています。
タイ最終日はバンコクから少し足を伸ばして世界遺産アユタヤへ。破壊された遺跡ですが、仏像はたくさん残っていました。
ここに限らず、バンコクの市内にもいたるところに仏像や寺院があり、そういったところでは日本に似ていると言えますが、一人一人の信仰心は日本人と比べてはるかに高い、気がしました・・・・
タイに行って(タイだけでなくベトナムもそうかもしらませんが)感じたことは人々はとにかくマイペースで楽しそうにしていること。もちろんそういう人ばかりではないと思いますが、働くということの意味を根源的に考えてしまう場面がいくつかありました。
もちろん気候が日本ほど寒くなくて一年を通して暖かく、食べ物が豊かな国だからという側面もあるのでしょうが、我々日本人は経済的豊かさの代償に何かを失ってしまっているのではないか、そんな風に感じた4日間でもありました。
刺激の多い、ベトナム、タイの視察旅行で学んだことは数多くあった気がします。