富山のかまぼこ 生地蒲鉾有限会社

生地蒲鉾ブログ 蒲鉾よもやま話 かまぼこ屋のつぶやき

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カテゴリ:ニュース の記事

紅麹、紅麹色素について

(2024.03.29)
ニュース

お知らせの欄にも書かせていただきましたが、当社商品において小林製薬株式会社製造の紅麹は使用しておりません。
着色料としての紅麹を使用した商品は地曳のあなごがありますが、仕入れ先に確認済みでございます。

因果関係がまだはっきりとはしない段階ではございますが、お問合せがありましたのでお知らせさせていただきます。

現在の生地蒲鉾

(2024.01.05)
ニュース

お知らせにも書かせていただきましたが、能登半島地震において弊社は人的な被害はありませんでした。また製造設備も動かせないものはなく予定通り新年の製造をスタートさせることができましたが、事務所が漏水被害により、別棟に移転せざるを得ない状況になりました。

備品類を全て搬出した後の事務所

年末の超繁忙期が終わり、少しゆっくりできるかと思っていた矢先の元日、今まで体験したことない出来事にただただ右往左往するばかりでした。

それでも関係各位の必死の努力により、何とか生地蒲鉾は会社として営業できています。
また従業員も全て怪我無く、全員無事に出社してきてくれて少し不便はありますが今までと変わりなくいけると今では思えるようになりました。

スーパーのパンはほぼ売り切れ状態。1/2撮影

何より、まだ被害の全容がつかめないほどの災害になっている輪島や珠洲の方々、また同じ富山県といえど氷見地域の方々においては日常に戻るのはかなり先になるのではないでしょうか。

いただいたカレンダーを見てみると2024年1月は珠洲の見附島。美しい景色です。

テレビやSNSで繰り返される現地の映像や話を見たり聞いたりするたびに心を痛める毎日です。
毎日のように続く余震が一刻も早く収まってくれることを祈るばかりです。

普段なら年明けは年末の売上や数量のチェックと反省などをし始めるのですが、とてもまだ気が前向きにならないのが本音です。

こんなに穏やかな海が突如と津波として襲ってくるかもしれないと思うと、海を見る気持ちにも変化がでそうです。。1/3撮影

じゃこ天騒動を見て思うこと

(2023.11.16)
ニュース

昨日はかまぼこの日。

例年のようにテレビを見ていても(といってもニュースくらいしか見ませんが)かまぼこの日関連に触れられることは皆無でした。
そんな中、わが業界にとってとても喜ばしいというか、うらやましいニュースがNHKで流れていましたね。
それはあのじゃこ天騒動をきっかけに秋田県と愛媛県(四国かな?)が東京で物販イベントを行って大盛況だという報道でした。
恐らく有楽町の交通会館前だと思われるところで秋田県知事と愛媛県知事がタッグを組んで自ら店頭に立ち、きりたんぽやじゃこ天をPRしていて大勢の買い物客でにぎわっている様子が映し出されていました。

これは何というか新手の販売促進手法、炎上商法ではないかと思われるくらい、仕事が早く、そして消費者に訴えかける分かりやすい出来事だったのではないでしょうか(笑)

それくらい影響力が大きく、災い転じて福となす、けがの功名、雨降って地固まる的な流れになっているのを見るにつけ、わが富山県のかまぼこも某隣県の元プロレスラー知事にディスっていただき、それに富山県知事が応酬して盛り上がるという構図をつい夢見てしまうのでしたww

2番煎じはないでしょうが、本当にどんな形で物が売れるのかが分からない時代ですのでいいものを作り続けていたらひょんなことから光が当たった時に爆発するのかもしれませんね。

じゃこ天も愛媛県民からそれだけ愛されている証拠だということも分かりましたし、僕も本当に大好きな商品です!

落ち着いたら取り寄せたいと思います。

原材料が一段と高騰しております

(2022.06.02)
ニュース

6月に入りましたね。

まだ梅雨入りには早く、いい天気が続いていますが、週間天気予報などを見ると中旬くらいから曇り雨マークが出ていますのでそろそろといったところでしょうか。
さて、暗い話になりますが原材料の価格上昇が止まりません。
当ブログでも何度か触れていますが、主原料のすり身が異次元の高騰を続けています。
4月に一部商品を除き価格改定を行いましたが、今年の秋口のBシーズンの予想でははるかかなたの値決め予想が出ています。
これを受けすでに再値上げに動き出しているメーカーもあるようですが、、
本当に本当に厳しい原材料事情が続きそうです。
ここにきてニュース等でも物価上昇の報道を見るようになりましたが、この先もっともっと厳しい状況になることが予想されます。
国民全体の給与があがらない中での価格上昇、ひいては高まる社会保険料という名の税金。。
先の見えない中でできる限りの企業努力を続けて、選んでいただけるかまぼこ屋さんでいないといけないと思っています。
20220602日本経済新聞 朝刊_page-0001.jpg

アサリの産地偽装問題

(2022.02.09)
ニュース

あさりの産地偽装の件が騒がれています。

この問題、数年おきに問題になっているようで根本的な解決というか、消費者の意識も変わらないといけないのでは、という気がします。
というのもそもそも国産アサリ自体が獲れなくなっている事実や国産神話というものが混ぜ合わさり、問題を根深いものにしているようです。
国産=品質が良い、某国産=品質悪い(衛生管理も良くない)という考えから消費者が脱却しないといけないと思います。
確かに日本はある時まではそうだったかもしれませんが、現在は諸外国の方が資源管理も製造体制もしっかりしているという部分は大いにあります。
そして我が業界はどうかといいますと、国内の生産者はほぼ輸入原料を使用しているのが事実かと思います。
一部100%国産原料を使用しています、という企業やお店もあるかとは思いますが、なかなかレアな会社かと。
他社のことは分かりませんが、生地蒲鉾ではすり身の原料は100%輸入原料です。
そのうちほぼ9割近くが北米産スケソウダラです。(そのほかタイのグチやインドネシアのハモを混ぜたりしています)
ベーリング海の洋上で獲れた新鮮なスケソウダラをそのまま洋上で加工、凍結まですることで良質なすり身ができあがります。
また資源管理の面でもアメリカは日本よりしっかりとしていると感じます。
4月から加工食品の原料表示が法改正になり、主原料の産地表示が義務付けられます。
その表示を見て消費者ががっかりしたりすることのないような説明が各業界や企業には求められているのではないでしょうか。
そうすれば産地偽装の問題は今後減っていくのかと思います。

すり身に関するプレスリリースが出ました。

(2021.11.09)
かまぼこのことニュース

生地蒲鉾も所属しています、日本かまぼこ協会が11/9付けでプレスリリースを発表しました。

内容はすり身価格高騰を受けて小売価格の改定に理解を示してほしいとの中身になります。
輸入原料、また自然由来の原料に頼っている以上、価格変動リスクは常に抱えていなければいけないというものの、ここ数年のすり身価格の上昇はすでに企業努力を超えるペースになっているのはここに書かれているとおりだと思います。
またこの基調がどこまで続くか分からないので最終製品の価格改定か量目変更をせざるを得ないというのが、全国の練り製品メーカーの一致した意見なのかと思います。
生地蒲鉾では原料のスケソウダラ最上級グレードすり身というのは変更したくないので残された手段はあまり多くありません。
年内の大きな変更はありませんが、年明け以降の大きな課題です。
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