昨日からようやく晴れてきたと思ったら本日は昼から天気が急変。
突然雨が降り始め、現在まで降り続いています。
猫の目のような天気、とでもいうのでしょうか。。。
今年は本当に秋の日照時間が少なくて困ってしまいます。といっても農家の方にとっては私のように気分がのらない、程度ではすまないほど深刻なのではないでしょうか。
天気や原材料といったところでは、かまぼこ屋さんをとりまく現状も決して将来的に楽観できる材料はありません。
地球温暖化の影響で海水温が上昇して捕れる魚の量や種類に変化がでてきていると言われますし、昆布巻き蒲鉾の原料の昆布の生育状況もここ数年よい話は聞きません。(価格ももちろん上昇しています)
また温暖化だけの問題ではなく、昆布の場合は国内の生産者が軒並み高齢化していて10年先にはどうなっているのか、という話も聞かれます。
また日本に優先的に入ってきていた各種原料も世界的な食糧事情が変化している中で、場合によっては諸外国に流れてしまう、という話も今では普通になってきているようです。(マグロなんかも数年後には食べられなくなるなんて言われていますね)
アジアの経済が発展することによって、その国の人たちの食生活が豊かになる、その結果今まで日本人が食べていた原材料が他国にいく、自然な流れなのかもしれません。
この流れはアフリカの経済発展によってまた次の段階に移行する気がします。
とまあ、暗いことばかり考えてしまう、そんなどんよりとした天気なのですが、某若手エース政治家が「人口減少を悲観的にとらえるのではなく、強みに変えていかなければいけない。悲観論者の1億2千万人より勇気をもった人口6千万人の国の方が強い」と言ったとかなんとか。
こういう逆境を乗り越え、強みにいかしていけるような思考方法をわが身につけたいものです。。