富山のかまぼこ 生地蒲鉾有限会社

生地蒲鉾ブログ 蒲鉾よもやま話 かまぼこ屋のつぶやき

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カテゴリ:かまぼこのこと の記事

製造終了

(2010.12.30)
かまぼこのこと

生地蒲鉾の2010年の生産もようやく本日を持って終わりました、といいたいところですが、実は明日まだちょこっとかまぼこ製造します^^;

それでも今日で実質終わり、お昼過ぎ3時頃には工場内の全業務終了しました。アルバイトで来ていただいてた皆様も全員帰っていただきました。思えばここ1ヶ月以上、本当に社員、アルバイトの皆様、長時間労働頑張ってくださいました。寒波もありましたが病気で仕事を休む人もほとんどいなかったのが何よりです。帰りにアルバイトの方々のすがすがしい顔を見ていたらこちらも気持ちよくなりました^^

というわけで僕も3時過ぎには家に帰ったのですが、ほっとしたのかこたつに入った瞬間起き上がれず、夕方までずっと寝てしまいました。明日まで油断はできませんが・・・

生地蒲鉾の理念でもある「おいしいかまぼこを多くの人に」が納得のいく形で実現できたのではないでしょうか。年末で大量生産しなければいけない時期ですが、あくまで最高級の原料にこだわり、時間をかけていいかまぼこがたくさん作れたと思います。

多くの家庭の食卓に生地蒲鉾のかまぼこがのせられることを願っています^^

 

生(なま)かまぼこ

(2010.12.23)
かまぼこのこと

ついに寒波到来でしょうか。週間天気予報はずっと雪だるまさんが笑ってます・・・今日も朝出かけるときは晴れていたのですが、12時間後帰るときにはどしゃぶりの中を自転車でずぶぬれになりながら帰って参りました。毎日カッパが必要ですね。

さていよいよ明日はクリスマスですが、そのことはおいといて生地蒲鉾では「生(なま)」と呼ばれる商品があります。「生」の対義語は「真空」です^^この「生」とは簡易包装されたかまぼこのことです。もちろん簡易包装ですから真空包装ほど長持ちしませんが、地元の人にとっても喜ばれているのにはわけがあります。一番の理由は蒸したての食感を味わえるからです。真空の技術もすごいとは思いますが、やはりかまぼこはそのままの状態で食べるのが一番おいしい!(温かければなおさら)その状態に最も近いのが生です。

生.jpg

富山県内でかまぼこ屋さんはたくさんありますが、簡易包装の状態でかまぼこを販売しているところは現在では少なくなってきているのではないでしょうか。生地蒲鉾ではこの「生」にこだわり、食感のよさをアピールしていきたいと思います。

ただ残念ながら賞味期限が短いので配送は行っておりません。(オンラインでも買えません)地元黒部のスーパーや直接生地蒲鉾に買いに来てくださるお客様限定の商品となっております。

年末にかけて一番よく売れる「生」の製造がいよいよ来週から始まります^^

試食について

(2010.12.17)
かまぼこのこと

今日の黒部市は久しぶりに晴れました。朝サイレントカッターをまわしてて、ちょっと時間ができたので外に出てみると白い雪をいただいた山々が朝陽を浴びてとても幻想的な雰囲気でした。とっても寒かったですけどね^^。。

さて今日も大量にかまぼこを作っていたのですが、僕はほぼ毎日製品を試食しています。大体毎日試食するのは赤巻きですが、日によっては昆布だったり、婚礼用かまぼこだったりします。原材料を少し変えるときなどは必ず、以前のものと比較しています。

この試食、実は毎日続けるのは結構しんどかったりします。時には体調が悪いときもあります。しかし自分がすりあげたすり身が最終製品となってどんな味になっているか、弾力はどうか等々確かめるのが食品を提供するものの義務だと思っています。塩ずりの時間、すり身の解凍温度、外気温、すわりの温度、湿度、蒸し時間などなど色々な条件が刻一刻と変化します。それが最終製品にどのように現れているのか、確かめているのです!

かまぼこの製造というのは知れば知るほど奥の深い、難しい仕事だと思います。それだけに面白さも感じられますし、やりがいもありますけどね^^

サイレントカッターのお仕事

(2010.12.11)
かまぼこのこと

今週もやっと土曜日にたどりついたといった感じです。昨日くらいから鼻水、のどの痛みがあり、まんまとこどもの風邪をもらってしまったわけですが、なんとか明日の休みで回復したいです。

さて僕は普段工場内ですり身のらいかい作業を毎日行っているのですが、年末の今どのくらいの仕事量なのか、ちょっと考えてみました。

らいかい時間 朝5時半~昼1時くらい。(休憩1時間ほど挟む)

サイレントカッターでする回数 16回~20回(一回で15分~20分)

使うすり身の量 1200~1300キロくらい

使う水の量 1000キロくらい

原材料費、人件費・・・・・

こうして冷静に考えてみるとちょっと怖くなってきます。自分ひとりで毎日2t近くの重さのものを動かしていて更に相当な金額のすり身を使っていることに。

またサイレントカッターでのらいかいも温度を見ながら、すり身の状態を確かめながら丹念に練り上げていますので時間をかけてしっかりとしたものに仕上げています。

生地蒲鉾のすり身は高級なものしか使用していませんので気を引き締めてこれからもきれいな仕上がりのすり身を仕上げていきたいと思っています。

 

 

 

かまぼこ屋さんの年末作業について

(2010.11.23)
かまぼこのこと

ここ最近朝から夕方までどっぷり工場内で働いていて、いかにも年末のかまぼこ屋さんしています。ですので今日も一日雨だったようですが、あまり気になりません。

昔はそれこそこの時期は家に帰ってお風呂入ってご飯食べて寝るだけ、という生活をかまぼこ屋さんはしていたのでしょうが、今はPCやインターネットという便利なものがあるおかげで時間の無い中でも効率よく情報収集できたり、時には息抜きでゲームをしたり本や音楽の買い物までできてしまいます。

そんなわけで昔ほど年末に関しては悲壮感がなくなってきているのかなと思ったりします。僕が修行に行っていたかまぼこ屋さんでは年末作業のことを「親が死んでも仕込み(年末)は休むな」と言われていたそうです。。。。今考えても恐ろしい言葉であると同時に年末に賭けるかまぼこ屋さんの意気込みを表しているフレーズとして僕の心に深く刻み込まれています。

昨日はかまぼこの日

(2010.11.16)
かまぼこのこと

昨日はブログ更新できませんでした。ほんの少しの時間は取れないはずはないのですが、気力が無かったというか・・・PCに向き合うのもおっくうでした。

そこで表題なのですが、本当なら昨日のブログで「今日はかまぼこの日」と更新すべきだったのでしょうが、一日遅れでお知らせです。

11月15日は蒲鉾の日。全国蒲鉾組合連合会で定めた、業界の日です。由来は1115年の文献に初めてかまぼこ(ちくわのようなものだったらしいです)が登場したのが練り物の起源とされ、その年号にちなんで11月15日をかまぼこの日としています。

ただ

正直あまり認知されていませんね。昨日もあっさりと過ぎ去ってしまいましたし・・・この時期はお歳暮商戦やら何やらで業界は繁忙期に入ってきていますので、何かしらの記念日イベント的なものも一致団結してする余裕がないのか、はたまた単にアイデアが無いのか。。。

富山県蒲鉾組合青年部では3月19日を「さ(3)い(1)く(9)の日」としてここ数年イベントをしていますが、そのあたりのシーズンならいろいろと考えやすいのになあ、と今更ながら思ったりしています。

 

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