今日は一日雨模様の寒い日になりました。時折叩きつけるうような雨になったりでそんなときに外に出た日には・・・
かっぱを着ての自転車通勤ですのでびしょ濡れです。
そして我が家ではこたつが復活しました。
話は変わり昨日「昭和16年夏の敗戦」という本を読み終えました。現東京都副知事の猪瀬直樹氏が1983年に37歳で出版した本です。実際の終戦は昭和20年8月15日というのは周知の事実ですが、実は本のタイトル通り昭和16年の夏に日本の敗戦が決まっていたという内容です。総力戦研究所とよばれる機関で若手エリートたちによる模擬内閣での戦争シュミレーションによって日米開戦前から敗戦はわかっていた、という実話です。
猪瀬氏の綿密な取材によって明かされる事実にどんどん読み進めていってしまいました。問題はなぜ負けるとわかっている戦争を日本がしたのか、当時の日本がおかれていた国内、国外の状況がよくわかります。
これは過去の話ですが、読み進めていくうちに現代の政治にもあてはまる話なのではないだろうか、と考えずにいられませんでした。
知らず知らずのうちに大きな渦に巻き込まれていき、振り返ってみればあの政治家のあの時の決断がターニングポイントだったんだということは意外に多いのではないでしょうか。それが良い方向に向かっていったのだっらいいのですが・・・